アジャイル開発!(インセプションデッキ編)
先日、第2回アジャイルサムライ読書会 渋谷道場に参加してきました。そこで、インセプションデッキについて学んできました。早速、現在ギークハウス武蔵小杉で走っている某プロジェクトのインセプションデッキを書いてみました。
インセプションデッキとは、アジャイル開発で使用されるツールの1つです。開発を始めるに当たってハッキリさせておく必要がある10の質問のことを言います。
はじめの5個がプロジェクトの全体をハッキリさせる質問で、下の5個がプロジェクトを実現させるための質問です。
インセプションデッキ(タフな10の質問)
- 我々はなぜここにいるのか?: 我々はなぜこの製品を開発するのか?
- エレベーターピッチ: このproductで顧客がどんな利益を得るのか?、また競合との違いは?このproductの製品カテゴリは?をまとめた文章(米国ではエレベータに乗っている短い時間でベンチャーキャピタリストに製品の説明をすることを意味する。大体30秒間らしい)
- パッケージデザイン: productの広告をきめる。キャッチコピーとカッコイイイメージ画像!
- やらないことリスト: やること、やらないこと、現時点で未定なことの一覧
- ご近所さんを探せ: このプロダクトに関わる人を洗い出す。
- 解決案を描く: 現時点でのシステムアーキテクチャ図をかく。その図からわかる不安な部分はあるか?
- 夜も眠れない問題: このプロダクトを開発するにあたって、予想される世にも恐ろしい問題は?
- 期間を見極める: システム開発のざっくりした締切を決める。
- 何を諦めるのか?: 機能、予算、時間、品質のどれを優先させるのか?他にも、使い勝手、デザインなどの項目がある。
- 何がどれだけ必要なのか?: 最終的に必要なスタッフ、お金、時間をまとめる。総責任者をはっきりさせる。顧客向けのスライドを作る。
書いてみての感想ですが、この様な大きな図を貼っておくと、メンバー同士の会話のたたき台になりやすく、図を見ながらアーキテクチャやDBテーブルの相談ができました。
また、紙と付箋とペンで書いているので、いちいちPCを使わずに手軽に書き換えが可能です。
嬉しかったのが、今まであまりプロジェクトに参加出来ていなかった住民の方も、この表を見て自分から仕事をすることに名乗りでてくれたことです。
ギークハウス武蔵小杉でのプロジェクト開発は、企業での一般的な
ビバアジャイル!
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