so that 構文の4種類の用法
当時、筆者が中学で習った so that 構文は「とても~なので…です」 と1種類だけなので容易に覚えることができました。 しかしながら、仕事で英語に触れる機会が増えてくると、上と似たような so that が出てくる文章ではあるけれども、上の意味で訳すとどうも意味が通らないケースが多いのです。 そこでよくよく調べてみますと、 so that 構文には4種類の用法がありました。
1. 程度・結果(~するほど...だ、とても...なので~だ)
so の後に 形容詞か副詞
がきます。
まずは中学英語で習った so that 構文ですね。
He is so hungry, that he can eat anything. (彼はなんでも食べられる程空腹だ。)
too~ to... (あまりに~すぎて、... できない) と書き換えさせる問題がよく出題されました。
2. 様態(~するように...)
so の後に 過去分詞
がきます。
This bicycle is so made that it drives speedy. (この自転車は早く走れるように作られている。)
様態とは聞き慣れない言葉ですが、「物事のありかた。様相」という意味です。
3. 目的(~するために...)
so と that がくっついています。
後節が目的を示す節となっています。
I work so that I earn money for tuition of university. (私は大学の学費を稼ぐために働いている。)
The Architecture of Open Source Applications (Volume 2): nginx の 14.4. nginx Internals を読んでいて見つけたので訳してみます。
For a directory it would automatically rewrite the URI so that the trailing slash is always there (and then issue an HTTP redirect). (ディレクトリの場合は、trailing slash を付加するために自動的でURIに変換されます。その後、HTTP リダイレクトが行われます。)
4. 結果(~その結果...)
- のパターンに加えてカンマが先頭につきます。
I study hardly, so that I passed the difficult examination. (ハードに勉強した。その結果、難しい試験をパスした。)
省略について
so that 構文では、口語では that が, 文語では so が省略されることがよくあるようです。
- 口語
I study hardly, so I passed the difficult examination.
- 文語
I study hardly, that I passed the difficult examination.
うーん。口語の方はわかるんですが、文語の方はこの事をわかってないと、なかなか意味を取るのは難しそうですね。 初期に習う単語ほど、色々な語法が多くて混乱の要因になることが多い気がします。
参考にした記事
こちらの記事を参考にさせていただきました。ありがとうございます!