u16suzuの blog

日々学んだことのメモブログです。

thoughが使われる文章の訳し方について

github で gem の README を読んでいるとよくでてくる英単語の though について調べました.

なんとなく but のように逆説の意味であることは知っていたけれどもいざ実戦で出会うと、though の前の節と後の節が逆のことをいっていて, どちらが文章の真意なのかがよくわからなくなり意味がとれず苦労していました.

ネットで調べたところ though のある節の方を 従属節 と捉えて読めば良いという理解に落ち着きました. 主節がメインの言いたいことであって though 以下の従属節は補足情報であるというイメージです.

以下の例文で説明します.

Jess failed to diet, though he joining Rizap.
(ジェスはライザップに入会したにも関わらずダイエットに失敗した。)

主節

  • メインの情報を示す部分
  • 例文の Jess failed to diet の部分
  • 「ジェスはダイエットに失敗した」という事実(主題)を述べている.

従属節

  • 追加の情報の節
  • 例文の though 以降の部分
  • 「ジェスはダイエットのためにライザップに入会した」という 主題を補足する情報 を述べている.

githubからの例文

  • Unicorn の test/benchmark/README から実際に出会った文章を引っ張り出して翻訳してみます.
== Contributors

This directory is maintained independently in the "benchmark" branch
based against v0.1.0.  Only changes to this directory (test/benchmarks)
are committed to this branch although the master branch may merge this
branch occassionaly.
== コントリビュータ

このディレクトリは v0.1.0 をベースにした benchmark ブランチで独立してメンテナンスされています.
test/benchmarks ディレクトリのみへのコミットはこの benchmark ブランチにコミットされます,
しかしながら, master ブランチは時々このブランチをマージします.

although the master branch may merge this branch occassionaly. の部分が従属節なため, 主題は Only changes to this directory (test/benchmarks) are committed to this branch であると目星をつけて訳してみました.

  • 同じく Capistrano の README にも使われていました.
Capistrano is a framework for building automated deployment scripts. 
Although Capistrano itself is written in Ruby,
it can easily be used to deploy projects of any language or framework, be it Rails, Java, or PHP.
Capistrano は自動デプロイを作るためのフレームワークです。
Capistrano 自身は Rubyで書かれていますが, 
Rails, Java, PHP といったようなどんな言語のフレームワークを使ったプロジェクトにも簡単に使うことができます。

althoughとthoughの比較

  • 最後にalthoughとthoughの簡単な使い分けをまとめておきます.

although

  • 硬い表現
  • 文頭で使用する.

though

  • (although)よりは柔らかい表現
  • 後ろに持ってくることもできる
  • 強意のため even though とすることもある